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これは映画ではなく

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良質の演劇の舞台を観ているような心地よさをもったコメディである。
実際、エンドロール時に舞台セットの設置の様子が延々と流れるのだが、舞台となる2階建てのホテルを含む街並みが総てセットだったことを知り、それこそ本当に舞台だったのか、などと訳のわからない感慨にふけったのであった。

途中、実弾の入った機関銃を撃ちまくったり、忘れ物を取りに行った映画館でたまたま盗んだカメラで撮った映画のラッシュを流していたり等々、多少無茶な設定もあるにはあるが、全体的に見れば及第点以上の作品であろう。

「役者は揃った」とか「幕はあがった」とか、役者とヤクザの世界をうまくリンクさせたセリフもあり、思わずニヤリとしてしまう機知に富んだ演出であった。

映画の弾着などの特殊効果装置で本物のヤクザをビビらせる・・・これが実に楽しそうで、実際のところ三谷幸喜が一番やりたかったのはこの場面ではなかったのかと勘ぐりたくなるほど脚本も演出もノリノリであったことを付け加えておこう。(笑)

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