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パロディを超越したパロディ

当初、監督が河崎実氏と聞いた時は、かの"ギララの逆襲"を意味不明のチープなコメディとして制作しやがった恨みもあって、それほど期待はしていなかったのである。
アウターマン

ところが、特撮ヒーローを演じた役者がそれほどヒーロー自体には思い入れがないことが暴かれたり、昭和のミニチュア特撮を神聖視する懐古オタクが出てきたり云々、何かと考えさせられる場面が多く侮れないのであった。
ヒーロー側からと侵略者側からの違いはあるにせよ、TV特撮ヒーロー番組にメッセージを託すと云うシナリオは、かの"ゼブラーマン"をも思い起こさせる。
理路整然と造られたミニチュアビル街も、緻密なようでやけにゾロッとしたイメージを持つ平成の円谷特撮を彷彿とさせ、こう云うさりげないパロディ化も心憎い。

そして何より、以前から何回も書いているが、子役が上手いと物語も締まる。
このほぼ主役といってよい子供とシルビー星人との交流は、監督の狙いにずっぽりと嵌ってどうかとも思いもしたが、ものすごく感動してしまった。

そして最後に、ウルトラマンがお茶の間に誕生して50年の月日が経ったことに、今更ながら気付かされたパロディ映画でもあった。

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