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新時代 "どろろ"

もう説明の余地もないほどの、かの手塚御大の名作。そのアニメ版としては実に50年ぶりのリメイク作品である。
どろろ
キャラクターデザインは手塚御大のものとは決定的に違うところが賛否の分かれるところであろうが、ところどころ一瞬だけ"どろろ"が手塚絵を思わせるキャラになっていたり、"オムカエデゴンス"や"ヒョウタンツギ"がちょい役で現れたりするので侮れないのである。(笑)

赤ちゃん時の百鬼丸や、足や背骨などが身体に戻る様などはリアルすぎて気味が悪いほど。

今作では"どろろ"の"百鬼丸"に対する一方的な片想い感は稀薄で、”百鬼丸”の方も"どろろ"を心の拠り所にしている描写が至る所にあり、心地よい作りとなっている。

また、原作や前作のアニメでは徹頭徹尾悪役として描かれた父、醍醐景光や弟、多宝丸が改心する形で結末を迎えるのが多少は救われる。

ただ、鬼神を1匹倒すごとに身体の一部が戻ってくると云う"お約束ごと"が、必ずしも守られていないところがちょっと不満と云えば不満か。
特に、肝心の両手、両目の4箇所が戻ってくるのが最終2話でのお話になっており、景光との契約で百鬼丸の身体の一部を喰い損ねた鬼神の存在や、そもそも奪い損ねた身体の部分を何故その鬼神が持っているのか云々・・・物語の設定が分かりかねるところがあって、もう少しどうにかならなかったのか、と云う印象を持った。

ひょっとしたら原作のように未完で終わるのではないかと云う一抹の不安はあったが、ちゃんと身体全体を取り戻し、未来に希望を見いだす作りにしているところは評価できる。

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