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泣いたマンガ ④

飯森広一 「レース鳩0777(アラシ)」
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【いきなりネタバレ有り。未読の方は要注。】
今や語り草となっているが、最終1100キロレースで生き残って無事飼い主の元に帰ってくるのは主人公の愛鳩0777号だけと云う、それはもう凄惨極まるクライマックスは筆舌に尽くしがたい。
なにしろ週刊連載で1週間に1羽づつ殺していく展開だったので、より一層その悲惨さが増幅されていた。
初期の頃から、主人公・次郎少年のライバルたちとその愛鳩たちとの絆もこと細かく描かれていたので、愛鳩を失っていく少年、少女たちの気持ちを推し量ると涙を禁じ得なかった。

その中でも"佐清"と云う放浪癖があって絵を描くのが趣味という、かの山下清画伯がモデルの少年が居るのであるが、その愛鳩0296(オフクロ)号との別れが一番泣かされたエピソードであった。
過酷な1100キロレースのうえ台風にもみまわれ、参加レース鳩全滅が危惧される中、佐清少年は神様にお祈りする。
「もし0296号を助けてくれたなら、ぼくはもう二度と好きな絵も描かないんだな。」
しかし願い空しく0296号は少年の元に帰ることが叶わなかった。

「神様はお願いをきいてくれなかったんだな。ぼくは絵を描くのを止めないんだな。」

ああ、いかん。思い出したら涙がでてきた。(笑)

なお、記憶を頼りに書いているので、おそらく台詞はその通りではないと思います。

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