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新時代 "どろろ"

もう説明の余地もないほどの、かの手塚御大の名作。そのアニメ版としては実に50年ぶりのリメイク作品である。
どろろ
キャラクターデザインは手塚御大のものとは決定的に違うところが賛否の分かれるところであろうが、ところどころ一瞬だけ"どろろ"が手塚絵を思わせるキャラになっていたり、"オムカエデゴンス"や"ヒョウタンツギ"がちょい役で現れたりするので侮れないのである。(笑)

赤ちゃん時の百鬼丸や、足や背骨などが身体に戻る様などはリアルすぎて気味が悪いほど。

今作では"どろろ"の"百鬼丸"に対する一方的な片想い感は稀薄で、”百鬼丸”の方も"どろろ"を心の拠り所にしている描写が至る所にあり、心地よい作りとなっている。

また、原作や前作のアニメでは徹頭徹尾悪役として描かれた父、醍醐景光や弟、多宝丸が改心する形で結末を迎えるのが多少は救われる。

ただ、鬼神を1匹倒すごとに身体の一部が戻ってくると云う"お約束ごと"が、必ずしも守られていないところがちょっと不満と云えば不満か。
特に、肝心の両手、両目の4箇所が戻ってくるのが最終2話でのお話になっており、景光との契約で百鬼丸の身体の一部を喰い損ねた鬼神の存在や、そもそも奪い損ねた身体の部分を何故その鬼神が持っているのか云々・・・物語の設定が分かりかねるところがあって、もう少しどうにかならなかったのか、と云う印象を持った。

ひょっとしたら原作のように未完で終わるのではないかと云う一抹の不安はあったが、ちゃんと身体全体を取り戻し、未来に希望を見いだす作りにしているところは評価できる。

今日も運ぶよ 酸素 酸素♪

先ず、何と云っても主題歌が良い!!(笑)
昨今のアニメやら特撮番組の主題歌は、新人アーティストのプロモと勘違いする如く、作品の内容とはかけ離れた歌詞のものが溢れている。
まあ、その作品自体に興味の無い人たちにも楽曲は売ろうと云う商売根性が解らないわけでもないが・・・。
この主題歌だけでだいたいの内容が分かり、あまつさえ作品名を連呼するその潔さに感動してしまった次第である。
 はたらく細胞

さて、その内容であるが、見た目は今時流行りのアニメの体裁を整えているが、その実、体内細胞の擬人化と云う手法で大変分かり易い"学習まんが"として機能しているところが凄いと思う。

特に、樹状細胞がナイーブT細胞を活性化したり、マクロファージが赤血球を養育したりするエピソードは、これ以上無いほど分かり易く説明されていて舌を巻くのである。

こんなアニメが中学時代にあったら、理科第2分野の成績ももっとあがっただろうに。(笑)

もっとも自分の中学時代にはT細胞なんて概念はなかったが。

こんな作品だったとは・・・

・・・と云うのは他でもない、まったく予備知識がないに等しく、知っている情報とすると"公園のブランコで柴犬と戯れているおじいさん"ぐらいしか観たことがなかったので、てっきりほのぼの系柴犬まんがだと長い間思い込んでいたのだ。

・・・で、初見のアニメで吃驚仰天した次第である。

オヤジ狩りする中坊たちを懲らしめたり、不敵のヤクザを再起不能にするなど溜飲を下げるエピソードがある反面、平和な家庭を気まぐれで惨殺する生々しい描写もあり、賛否は分かれるところか。

最後の方で小惑星が地球に接近することで、結末がわかってしまうところが残念と云えば残念な作品ではある。
いぬやしき 

シャア視点の"ガンダム"

今さら云うまでもないが、かのTVシリーズ"機動戦士ガンダム"が連邦軍のアムロを主役として一年戦争を描いた作品だったのに対し、この"the origin"はジオン軍のシャアを主役として作られている。
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ジオン・ズム・ダイクンの暗殺から始まり、その遺児、キャスバルとアルテイシア兄妹の波瀾に満ちた半生を綴って物語は進んでゆく。
兄妹で、シャアがアズナブル、セイラがマスと云う別々の姓を持つことは、整合性を保ちつつよくよく考えられていると思う。

また、TVシリーズで多くは語られなかったルウム会戦やブリティッシュ作戦(コロニー墜とし)等々、本篇を補完しながら鑑賞できるところも嬉しい。

細かいところでは、ドズル・ザビの顔の傷ができたワケやら、本篇では名前しか出てこなかったジンバ・ラルや、黒い三連星、ランバ・ラルの若かりし頃の姿が見られたりするのが、一年戦争原理主義者(笑)にとっては何より楽しい。

安彦良和氏がガンダムのリメイクをしようとしていることに賛否両論ある模様ではあるが、この"the origin"の続きを作ってくれると云うなら大歓迎である。

滅びの美学

"1""2"を観たので、なし崩し的に観てしまった。

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ギドラを神と崇め、世界の破滅を教義とする異星の宗教が、生き残りの地球人を洗脳し、最終的には贄にしてしまう・・・と云う、何とも救いようのない物語であった。

ギドラが降臨する様は絶望的に格好良く、どうあがいても勝てそうな気がしなかったが、最後、ゴジラにやられる様はけっこう呆気ない。

モスラに対するオマージュは前作以上。
(その後の人類に危害を与えかねない)最新兵器を破壊するためにゴジラに特攻するのは"オキシジェンデストロイヤー"へのリスペクトか。

最終的には、この地球上に於いて人類は文明を破棄し"ゴジラ"の庇護の元、細々と生き残るしかない、と云うのが、前々回の"水木しげる"とも重なって何とも心に染みる。
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